どんな職業でもあることですが、ヒーリングやセラピーにも有りがちなことを紹介します。
専門性を上げることの大切さ
ヒーラー、セラピストさんは困っている人のの立場になって寄り添う仕事。だからこそ、個々に合わせた支援やサポートができるようになる為の研修や経験を積みます。
クライアントから喜ばれることが励みになるので、さらに勉強して技術に磨きをかけます。誠実なヒーラーやセラピストは選ばれる人になっていきます。
それは本当に素晴らしいこと。目指すべき姿でもあります。
同業者との差が生まれる
努力研鑽する程に、一年、三年、五年過ぎる頃には他のヒーラー、セラピストと技術に大差が生まれます。そうなると、自然に差別化が起きます。
ご指名が来たり、有名な人からの問合わせも入るようになりますし、紹介して欲しいというオファーがくることもあります。
ベテランの域に入った頃に起きがちなことをいくつか紹介します。
技術を増やそうとする
これはどの職業者も一旦通る道なので、止めるべきではありません。
ある程度は「極めること」も必要なのですね。特に倫理観についてはお互いの安全確保のために師匠から習うことが必須です。
概ね、一通りの技術と倫理観を習得した頃に陥ることがこちらです。
- クライアントの想いやニーズがつかめなくなる
- ヒーリングを身につけたい人の本音が読めなくなる
- 提供する内容が高度すぎてクライアントがついてこれない
- 難しいことを提供する方が喜ばれると思い込む
- 共感性、共感力が低下する
共感性、共感力が低下する
共感性、共感力が低下してしまった先生やベテランさんを多く見てきました。
私も、ギリギリのところまでいき、真剣にセルフヒーリングを行い共感性、共感力を取り戻すことができました。
人が豊かに生きる上で最も大切な「共感性、共感力」、これが欠けてしまったら癒し、ヒーリングの専門家ではなくなります。
自身が専門性を上げたことで共感性、共感力が低下したことに気づかないままだと、押し付けのヒーリング、霊視、チャネリングをやってしまいます。
専門バカの職業病になる
癒し、ヒーリングで人のお役に立ちたいと思って始めたはずなのに、いつの間にやら「専門バカ」に変身し、誰のお役にも立てない存在になってしまったベテランさんが多くいます。
多くは、批判家になり後輩たちを見下したり、頼まれてもいないのに教義を押し付けたりします。
これが「専門バカ」の目安です。
私だって、明日は我が身。人ごとではありませんのでこうやって戒めとして自分のサイトブログに書いているのです。
適当な癒しヒーリングが良い?
これは危ないのです。憑依なのか症状なのかも見分けがつかないままヒーリングをしてしまったり、クライアントの主訴を無視してお説教じみたり呪詛をかけたり等、歪んだエネルギーワークを提供します。
やはり、適当な癒しヒーリングはしない方がお互いのためです。
ちょうど良い塩梅、バランス
これをキープすることで安定した寄り添い支援が続けられます。そのために、毎日、振り返りワークを行うのです。自己感情の解放、瞑想、ストレッチ、お風呂に入る、寝る時間を増やす、その日の出来事をノートに記すなど。
ルーティンワークを行うことで、うっかり行き過ぎた行動の元の原因を見出すことができます。
人は誰だって、誠実に頑張るほど、やりすぎますからセルフワークを怠らないようにすることで徐々にほどほど良い塩梅がつかめてきます。
それでも起きる専門バカ
ヒーラー、セラピストも人間なので職業病になりがちです。だからこそ自己感情に向き合う習慣をつけておき、時間さえあれば「感情の解放」をすることが大切なのです。
最後に、職業病が発症した時の見つけ方をお伝えします。
- 同業者のやり方が気になる
- 批判をしてしまう
- 否定的な言葉が増えてくる
- もっと権威性を出さないと負ける気がする
- 技術の向上が止められない
2つ〜3つ当てはまったら、職業病なので早めの改善をしましょうね!