こんにちは。
ヒーリングセオリー 癒しの専門家、山田和魅(かずみ)です。
あなたは最近、ちゃんと「感情」を感じていますか?
日々の生活の中で、嬉しさや悲しさ、悔しさや安心…。
そういった感情がふと湧いてくることに、どれだけ気づけているでしょうか。
感情は形がなく、目に見えるものではありません。
ですが、確かに私たちの中に流れている「エネルギー」なのです。
私はこれまで多くの方に「魂に感情を取り戻す(R)セッション」を通して、感情と向き合う力、感情を受け止める力の大切さをお伝えしてきました。
今回のブログでは、「感情はエネルギーである」という視点を持ちながら、なぜ毎日1つ、感情を味わう習慣が必要なのか?
その意味と実践方法について、詳しくお伝えします。
感情を避ける現代人、その代償とは?
私たちは今、「感情をあまり動かさずに生きること」が理想のように語られる社会に生きています。
目立たない服装、無難な言動、平均的な振る舞い。
波風を立てない生き方は、一見スマートで安定しているように見えるかもしれません。
ですがその裏で、心の奥にある“感情”が置き去りにされていないでしょうか?
感情が動く出来事。
例えば、嬉しい、悲しい、悔しい、感動する。
そうした体験を「面倒だから」「疲れるから」と避け続けると、どうなると思いますか?
少しずつ、でも確実に、生命エネルギーが停滞し、心も身体も「腐れ」ていくのです。
例えば、全身鏡で自分の姿を見て「なんだか老けたな」と感じたり、
そもそも鏡を見ることすら避けたくなっているとしたら、
それは感情と向き合わずに過ごしてきたサインかもしれません。
人は、感情を感じなくなったとき、エネルギーが滞ります。
それは心の死へと向かう第一歩。
今こそ、感情という「エネルギー」ともう一度繋がり直すときです。
感情を「エネルギー」として毎日感じよう
感情は、形がないからこそ見過ごされがちですが、実はとても強力なエネルギーです。
それは、心と身体の深いところであなたの「生きる力」として働いています。
では、どうすればこの感情というエネルギーと上手に付き合っていけるのでしょうか?
その答えはとてもシンプルです。
「毎日1つ、感情を味わう習慣を持つこと」。
難しいことをしようとしなくて大丈夫です。
日常の中で「嫌だったな」「嬉しかったな」「悔しかったな」。
そんな小さな感情を見逃さず、ほんの少しの時間でもいいのでちゃんと感じること。
感情は、空のように掴めないもの。
でも、体で感じることは誰にでもできます。
嫌な感情でもOK。
むしろ、ネガティブな感情ほどエネルギーが大きく、自分の内側を揺さぶってくれる大切なメッセージです。
それを無視せず、抑圧せず、「感じきる」という選択を毎日少しずつ続けていくと、驚くほど自分の心も身体も軽くなっていきます。
「感情=エネルギー」と捉える感覚を育てる
まず最初のステップは、感情をただの“気分”として扱うのではなく、「目に見えないけれど確実に存在するエネルギー」として捉える意識を持つことです。
悲しみや怒り、不安、喜び。
それぞれの感情は、まるで色のついたエネルギーのように体に流れています。
実際、エネルギーワークを長年続けていると、「感情の色」や「体の温度の変化」として感情が感じられるようになってきます。
でも、それができないからといって落ち込む必要はありません。
「わからないけど、何かが動いている気がする」
そう思えるだけで、感情はすでに“エネルギー”としてあなたの中で働いているのです。
特に、こんな言葉が自然に出てきた時に
- 嫌だわ~
- 悔しいわ~
- 苦しいわ~
このときこそが、エネルギーが動いているサインです。
理屈で考えず、「あ、今、何かが動いてる」と認識するだけでOKです。
感情は、思考ではなく体で感じるもの。
その感覚を少しずつ育てていくことが、第一歩となります。
1日1回、感情を味わう時間をつくる
感情をエネルギーとして扱う感覚が少しずつ育ってきたら、次におすすめしたいのが「感情を味わう習慣」を日常に取り入れることです。
ポイントは、特別な時間を取る必要はなく、「歯磨き」や「洗顔」と同じように、毎日のルーティンにしてしまうこと。
たとえば、朝起きたときに「今日の気分はどうかな?」と自分に問いかけたり、夜寝る前に「今日一番感じたことは何だったか?」を思い出すだけでも十分です。
ネガティブな感情が湧いたときこそ、チャンス。
怒り、悲しみ、不満、孤独。
そのどれもが、あなたの内側にある「生きている証拠」です。
ここで大事なのは、感情をジャッジしないこと。
「こんな感情、持ってはいけない」と否定するのではなく、「ああ、私、今こんな気持ちなんだな」と素直に認めてあげること。
そうすることで、感情は自然と流れていきます。
そして、これを毎日続けていくと、「感情を感じる」ことが当たり前になり、やがてそれが「感動」や「心の潤い」へと変化していくのです。
「感情は野生」—理屈ではなく体で感じること
感情との向き合い方で、最も大切なのが「理屈ではなく、体で感じる」という姿勢です。
私がよくお伝えしている言葉のひとつに、「感情は野生」というフレーズがあります。
この言葉には、感情は理性的にコントロールしたり、分析したりするものではなく、
もっと本能的で、身体感覚と直結している生きたエネルギーなのだという想いを込めています。
感情は、動物が危険を察知するように、瞬間的に、そして強烈に体に現れます。
- ゾクッとする
- 胸がぎゅっと締めつけられる
- 涙がふいにこぼれる
- 足元が冷たくなる
こうした身体の反応は、すべて「感情のサイン」。
特に、パニックや強い不安を感じる方は、その直前に体に現れる前兆をキャッチする練習が効果的です。
- 足が冷える
- 関節が硬くなる
- 身体が急に緊張する
こうしたサインを無視せず、「今、何かが起きている」と気づくことで、感情を安全に、無理なく扱う力が育っていきます。
そして、自分の感情に対して敏感になることで、周囲の人のエネルギーにも自然と気づけるようになっていきます。
感情を感じることは、エネルギーを循環させること
感情は、私たちが生きている証です。
目には見えないけれど、確実に存在しているエネルギー。
それを無視したり抑え込んだりすることは、自分の中の生命力を止めてしまうことと同じです。
一方で、毎日ほんの少しでも感情を味わう習慣を持つと、滞っていたエネルギーが流れ始めます。
- 悲しみを感じたら、それはあなたが何かを大切にしていた証
- 怒りを感じたら、それはあなたの価値観が踏みにじられたサイン
- 喜びを感じたら、それはあなたが自分らしくいられた瞬間
こうした感情ひとつひとつが、あなたの内側にある生きる力を教えてくれています。
現代は、情報があふれ、感情が置き去りになりやすい時代です。
でもだからこそ、立ち止まって「今、何を感じているか」に意識を向けることが、とても大きな意味を持ちます。
「感情は野生」。言葉にならないエネルギーこそ、あなたの本質。
今日から1日1回、「感じる習慣」を始めてみませんか?
きっとその先には、自分らしいエネルギーに満ちた毎日が待っています。