こんにちは!
癒しの専門家の山田和魅(かずみ)です。
今日は「子育て スピリチュアル」というテーマに沿って、私が育児の中で出会った“感情”の大切さについてお話ししたいと思います。
特に、「感情を味わってから解放する」という考え方が、いかに育児や人間関係において重要かを、私自身の体験を交えてお伝えします。
感情が通じ合わない─親子のすれ違い
子育てをしていると、
「なぜこの子はわかってくれないのだろう」
「どうしてこんなにイライラするんだろう」
と、感情のすれ違いに戸惑うことはありませんか?
私自身、結婚当初から「感情って何だろう?」という疑問を持ち続けてきました。
夫との感情のズレ、そして娘との感情の不一致。
それらを通して私は、「感情を無理に抑えたり、書き換えたりしても根本解決にはならない」というシンプルな真実にたどり着いたのです。
感情は“感じて”から手放すもの
私がたどり着いた答えはとてもシンプルでスピリチュアルでもあります。
それは、「感情は否定せず、まず味わうこと。
そして、それから解放する」ということ。
よく耳にする「ポジティブシンキング」や「感情の書き換え」では、心の奥にある「本当の自分」を置き去りにしてしまうことがあります。
私のメソッドでは、感情を丁寧に観察し、受け止めることを大切にしています。
身近な出来事に感情を見つめる視点を持つ
感情の大切さに気づいた最初のきっかけは、夫と映画を見に行った時の出来事でした。
新婚のある日、映画館でのデート。ところが開始10分で夫は爆睡、大いびき……。
私は周りの目が気になって仕方がなく、映画に集中できず、ただただ「早く出たい」と願っていました。
家に帰ると、体中が痛くなり寝込んでしまいました。
怒りの感情をどう処理して良いかわからず、ただ身体に溜め込んでいたのです。
この経験が、感情を無視したり抑え込んだりすると、身体にまで影響が出るということを教えてくれました。
子どもとの感情のズレを“観察する力”に変える
娘が生まれてから、感情の課題はさらに深まりました。
娘とはとても仲が良いのに、感情が共鳴しない。
まるで別のリズムで生きているような感覚。
特に印象的だったのは、娘が転んで泣いたとき。
周りのお母さんたちは「大丈夫、痛くないよ」と優しく声をかけていたのに、うちの娘にはまったく響かなかったのです。
そんな育児の中で、私は「感情をどうにかしようとするより、まず観察すること」の重要性を学びました。
感情の“書き換え”ではなく、“共にいる”姿勢
多くの心理メソッドでは、ネガティブな感情をポジティブに「書き換える」ことを推奨します。
でも私は、それが本質的な癒しにはならないと感じています。
なぜなら、感情は魂から湧き上がるエネルギーだから。
無理に変えようとすると、かえって自分の内側から離れていってしまうこともあるのです。
私のメソッドは、感情を変えようとせず、ただ「味わってから、自然と手放す」こと。
このプロセスを重ねることで、心は穏やかさを取り戻していきます。
まとめ|感情と向き合うことで、親子関係は変わる
育児という日常の中で、感情と向き合うことはとても大きなテーマです。
でも、そこで逃げずに観察し、受け止め、手放すというプロセスを大切にすれば、親子の関係性はぐっと楽になります。
スピリチュアルな視点では、感情もまたエネルギー。
だからこそ、無理に消すのではなく、そのエネルギーを正しく扱っていくことで、日々の暮らしも、自分自身も、少しずつ変化していきます。